こだいらあき

エンジンの音が心を揺らすヘルメット越しに聞こえる笑い声青い空 どこまでも続く手を伸ばして掴む風あなたとなら怖くないバイクで風を切るあなたと行く道は夢の中スピード上げてもっと遠くへ今この瞬間 永遠にしたい信号待ちで見つめ合う目ちょっと恥ずかし...

いつものようにバイクで走る風が頬を切る音を聞く街灯のない闇夜の中光るヘッドライトが道を描く川があれば橋をかける山があればトンネルを掘るこの道は先人の偉大なるレガシー感謝を胸に 走り続ける雨の匂い 土の湿り気タイヤが語る道の物語時には迷い 時...

まだ暑さが残る空気の隙間ひんやりとした風が頬を撫でる季節は確かに秋に向かっている道端に揺れる彼岸花の赤季節は巡る いつものごとく香る金木犀 あの日と同じ風に乗せて この道を走るああ今日もバイクで走っている空の色が少し深くなって遠くの雲が夕陽...

少しひんやりする朝今日もバイクで走り出す遠くシベリアからやってきた白鳥の声が響く気づけば冬はもうすぐそこお久しぶりねここで羽を伸ばしていってね空の青さに包まれて風が頬を優しく撫でる枯れた葉っぱが踊り出す君の姿に見とれていたら時が静かに止まる...

instrument

夜風が刺さる この胸にヘルメット越し 響く街の音バイクのエンジン 俺の鼓動一人きりの旅路 影を追う忘れられない あの笑顔君がいた日々 夢のよう孤独なライダー ただ走るだけ思い出抱いて 闇を裂く峠のカーブ 君の声が耳に残るよ 消えぬ残像煙草の...

芽吹きの頃の香り淡い緑が揺れる街エンジンの音が心に響く一瞬の夢追いかけてバイクで走りたい 春の風を咲いて短い季節の中で 自由を感じたい夏の緑が来る前に 今だけを抱きしめて桜の花びらが舞う舗道に落ちた影たちヘルメット越しの青い空未来が少し笑っ...

風を切る音 高鳴る鼓動道はリズム 踏むステップ模様タイヤの跡が踊りの証不安に 心揺れるカーブごとに 自由になれるワインディングダンス 夜を駆けるスピードに溶けて 心跳ねるワインディングダンス 風と踊るこの瞬間だけが 真実になるヘルメット越し...